目次
とりあえずTOEIC800点取っておきたい
ビジネス英語において、英会話力は非常に重要ですが中には「とりあえずTOEIC800点超えればいい」という方も多いのではないでしょうか
例えばこんな人
- TOEICが会社の昇格要件になっている
- 転職で資格欄にTOEICの点数を記載したい
そんな中、Twitterやブログにはあらゆる教材・映画・オンライン会話を華麗に使って指南する方が多くいらっしゃいますが、そんなに器用ではなく何か一つ徹底すれば点数が上がったりしないかなと考えている人も少なくないのではないでしょうか。
話せなくてもTOEIC800は早めに達成できる
私自身器用な性格では無く、新卒就活時にTOEIC500点台という状態でした。そこから800点台に3,4ヶ月で載せることができたので、その時何をしていたかを振り返りの意味でも残したいと思います。
結論からまとめると、やったことは
スタディサプリEnglish TOEICコース をひたすら勉強する
です。
スタサプ勉強方法
まず、私がスタサプで時間投下していたのは、「パーフェクト講義」でした。また、並行してスタサプ内の単語帳=TEPPAN英単語も進めていました。過去問である実践問題集も行いましたが、まずはパーフェクト講義に時間投下することが前提となります。
まずはパーフェクト講義をどのように進めていたかについて記載します。
リスニング:Part1-4
スタサプEnglishは正直スタサプ側から言われるがまま進めることでかなり実力はついてくると思います。ただ自分自身でもカスタムした部分が多くありました。
流れとしては
- 問題を解く
- 音声一回目だけで解答するのが理想
- ただパーフェクト講義は、過去問というよりも、練習問題・教科書という意識が強いため、自分で納得できる答えが出せるまで複数回聞いてOK
- ここに時間がかけすぎても次に進めないので最大でも3,4回に留める
- 解説・動画確認
- 文章内容の理解は徹底せず、間違えた問題の解説を読んで理解する
- 単語チェック
- 文章特有のマイナー単語も出てくるため、間違えてもあまり気にしない
- 単語はパーフェクト講義とは別にある、スタサプ内の単語帳を使うのが一番効率が良い
- ディクテーションを徹底的に行う
- 私が量・質的に一番時間をかけていたのはディクテーションでした。自分がこれだと思うくらいの文を入力できるまで何度も聞く
- 間違えてもOKだが、テキトーにこなして間違えるのではなく、何度も聞いてわからなかった上で間違えるならOK
- 本文チェック
- ディクテーションと同等レベルに時間をかけていたところ
まず本文を理解する
→和訳を見て正しいか確認
→その文の音声を流せるので音声に続いて文を見ながらの音読を10-15回行う - その後音声だけを聞いて理解する5回程
※シャドーイングはハードルが高いのでやらない - Part1,2は何度もチェックするほど文章が長くないのでこの工程はサクッと2,3回の音読程度に省略しました
- 必ずしも大声で音読する必要は無く、私はよくマック等少しざわつきがあるカフェでぶつぶつ小声で音読していました
- ディクテーションと同等レベルに時間をかけていたところ
- シャドーイング
- 最後に一文ずつ文が出てきてシャドーイングしてみる、というセクションはありますが、5の本文チェックで散々やっているのでここでは1回ずつこなすだけ
リーディング:Part6,7
リーディングも基本的にはリスニングの流れと似ていますが、所々意識していた内容は異なります。
- 問題を解く
- リーディング問題は、必ず時間以内に回答する。リスニングはパパッと強制的に次の問題に移らざるを得ないですが、リーディングは時間配分が自由な分難しい問題があるとどうしても時間をかけすぎてしまいます。
- 読解力を高めることはもちろん、「時間内に回答する能力」が非常に大事になってくるため、とにかく時間内に解く練習をする
- 解説・動画確認
- 長文の内容理解は徹底せず、間違えた問題の解説を読んで理解するに留めます
- 単語チェック
- リスニング問題以上に、リーディングでの単語は長文特有のマイナー単語が多いため、こなす程度で頑張って覚える必要はない。
- 本文チェック
- リーディング問題では、本文チェックに一番力を入れます。
- 流れ
・本文を理解する
・和訳を見て正しいか確認
・その文の音声を流せるので音声に続いて文を見ながらの音読を15-20回ほど行う。 - リスニング問題ではないかつ、基本的にリスニングより文章が難解のため文章のリスニングまではする必要ない
- スピード音読
- リスニングと同様に、最後に一文ずつ文が出てきて素早く音読をするというセクションがあります。ここもリスニング同様に4の本文チェックで散々音読しているのでここは1回ずつこなすだけ
スタサプ全体の進め方
前の章では、主にパーフェクト講義の進め方について触れてきました。ここでは勉強していた3,4ヶ月の間でどのような流れでスタサプ勉強していたかを書き留めます
- パーフェクト講義✖️2周
1周目で正解した問題も含めて2周します。パーフェクト講義はTOEICの問題傾向をある程度網羅しており、これだけを何度も繰り返すことで傾向を掴みつつ英語力を鍛えることができるからです。
- TEPPAN英単語
アプリ内にある単語帳機能で、パーフェクト講義と並行して勉強していました。1セット10単語でできるの隙間時間で対応することも可能です。一通り終えた後は、間違えた・チェックをつけた単語だけを解ける機能があるので、それをひたすらこなし覚えていない単語をつぶしていきます。また、今は熟語問題集もあるようなのですが、私が使っていた当初は無く、仮にあったとしても単語が必須・熟語は後回し(時間があれば)くらいで良かったかなと思います。
目安としては一日50単語ずつくらい進めていました。
- 実践問題集
スタサプにはパーフェクト講義のほかに、恐らく過去問を集めたもしくは編集した実践問題集があります。形式は完全に過去問と同じなので紙版を別途購入して通しでやることも可能ですが、私はパーフェクト講義と同様の使い方をしました。
とはいえ、全ての基本はパーフェクト講義。パーフェクト講義を2周終わって初めて実践問題集に手をつけます。
実践問題集の進め方はパーフェクト講義と全く同じように進めます。また、こちらも同様2周目も行いますが、実践問題集の2周目は1周目で間違えた問題だけを解き直ししました。というのも、パーフェクト講義=教科書、実践問題集=問題集 という意味合いが強かったため。
全体の流れ
・パーフェクト✖️2
・実践問題1&実践1の間違い箇所だけもう一周
・実践問題2&実践2の間違い箇所だけもう一周
これを大きな括りの1セットとして、完了すればパーフェクト全問を再度1周、その後は実践3,4と新しい問題を解くことで、基礎はどんどん固めつつ網羅性を高めていくという戦略をとっていました。
どれくらいかかったか
私が当時この勉強をしていたのは大学生時だったので、それなりの時間は容易に確保できていました。恐らく
- 午前中家で1時間半
- 夜マックで1時間半〜2時間
- これを週4,5日
は確保できていました。さらにこんな週を3,4ヶ月続けることで元々500点台だったところから800点に乗せることができました。
華麗で多様な勉強方法が溢れている昨今、私はTOEIC800点であればスタサプEnglishだけをひたすら行うという泥臭い方法で十分だと確信しています。
この勉強方法が一人でも多くのTOEIC高得点を目指す人の一助となれば嬉しいです。